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当院の手術ポリシー
ごめん林眼科の手術室

家族にすすめたいと思える手術の提供を目指し、新しい機器や手術方法の導入などにこだわっています。

私や家族が患者さん側になったらどのような手術、どういう対応が嬉しいかを自問自答しながら手術をしています。そのため、手術法や機器にはこだわり、体や心への負担が軽くなるよう、短時間で終わる手術に努めています。

手術の方針
自分が患者だったらどのような手術を受けたいかを自問自答しながら手術にあたります。

いくら手術をたくさん経験してきた医師でも、診断と適用を誤れば、患者さんに喜んでいただけないこともあり得ます。

本当に手術が必要な状態なのか、また、患者さんの生活環境や経済面も踏まえた場合、手術にメリットがあるのかといった判断に迷った時には、「私(や家族)が患者さん側の場合、その手術を受けたいと思えるか」と、自問自答することにしています。そうした上で、思うところを患者さんに正直に説明するよう心がけています。

苦痛の少ない手術へのこだわり
「思ったよりもずっと楽だった」と感じていただける手術を目指しています。

どのような手術でも、やはり心配なことは「痛み」ではないかと思います。手術による苦痛は肉体的苦痛に加え、いつ終わるか分からない状況で、痛いかどうかを不安に感じ続けていなければならない精神的苦痛もあるかと思います。私はその両方の苦痛をできる限り和らげたいと願っています。

そこで、例えば白内障手術の場合、点眼麻酔(出血はないが、麻酔の作用は弱く短時間)よりも、テノン嚢下麻酔(やや手間がかかり、一時的に出血もするが、麻酔の作用はより強く、持続時間も長い)を好んで使いますし、手術中は、できるだけ患者さんにお声がけをするようにしています。「今、全体の中のどのあたりをしているところ」「あと何分くらい」などの声をかけるだけでも、患者さんの気持ちは和らぐのではないかと考えています。

患者さんに「ここで手術を受けてよかった」と思っていただけるために、まず、私がその手術を受けるなら、どうして欲しいか(「麻酔法は何がいいか、手術中はどう対応してもらったら不安が和らぐか」)を自問自答し、患者さんに手術を提供することが大切だと心得ています。

「目に見える医療」へのこだわり
「家族に見守られ、不安の少ない、開かれた手術」にこだわっています。

手術を受ける患者さんの心理状態について、これまで詳しく勉強したことはありませんが、もし、私自身が何かの病気で手術を受けると想像した場合、たった1人で手術室へ運ばれて、見たことのない閉鎖された空間に閉じ込められ、体にメスを入れられる、となれば、いくら大の大人であっても、緊張して平静をたもてなくなることでしょう。

そう考えた結果、当院では、手術室をガラス張りにし、ご家族の方に手術を公開しています。ご家族の方にはスタッフが付き添い、モニター画面を見ながら手術の様子を分かりやすく説明いたします。患者さんにとっては、家族に見守られ、より穏やかな気持ちで手術を受けられるかと思いますし、同時にご家族の方も、隠しごとのない「開かれた医療」を実感していただけると考えています。

丁寧かつスピーディーな手術へのこだわり
よりスムーズで、落ち着いて受けていただける手術を心がけています。

航空機のパイロットやバスの運転手などが、スピード重視ではなく、快適な乗り心地でお客さんを目的地まで送り届けることを使命としているのと同様に、医師である私も、手術の際には、無理や雑さがなく、しっかりと手術を終えられるよう努めています。

そのため、さまざまな検査機器や治療機器などを導入し、また、新しい手術の技法も身につけていきたいと考えています。その中で患者さんの心や体への負担を考え、短い時間でより手際よく行えるスピーディーな手術を今後も追求していきます。

手術時の緊急事態への対処に備えて
想定外の事態に直面しても柔軟な対応ができるよう、機器の導入にもこだわっています。

どのような手術であれ、手術の際には予測外の緊急事態はあり得ます。大切なことは、手術を行う私たちが、どのような事態に直面しても柔軟に対応できるよう、しっかりと準備をしておくことだと心得ています。

そのため、当院では手術に使う機器にもこだわり、例えば白内障手術の際に合併症を起こしても対応できるよう、硝子体手術兼用機を導入しています。